カタカナEnglish :アルバイト&Arbeit


これって同じ意味?日本と英語で意味が異なる単語を紹介する「カタカナEnglish」。
毎週火曜日に配信します。

アルバイト&Arbeit

今週は「アルバイト」と「Arbeit」です。
日本でアルバイトは、期間の定めのある労働契約のもと非正規雇用として働く雇用形態の一種の意味で使われます。アルバイトとパートに明確な線引きはありませんが、省略して「バイト」とも言われます。英語ではこのような形態を「part-time job」と呼び、対して正社員のことは「full-time」と言います。日本の「フルタイム」は1日勤務できるアルバイトのようなニュアンスがありますので、こちらも日英で異なります。

ドイツ語の「Arbeit(アルバイト)」 は、日本語の「労働・仕事」に対応する言葉です。英語の「work」(労働)や job(仕事)、 task(務め)、 duty(責務) などのニュアンスも含まれます。

なぜこのような意味になったか?

日本では明治時代に近代化をはかるべく、ドイツの君主制をお手本にしたと言われており、初代内閣総理大臣の伊藤博文もドイツの宰相ビスマルクから強い影響を受けたと言われています。
当時は憲法に限らずいろんなものがドイツから入ってきた時代で、例えば医療現場で使う「カルテ」がドイツ語であることの理由はドイツ医学が用いられることになったことが関係しているとされています。

ドイツ語の「アルバイト」は当時の学生の間で使われはじめた言葉で、家庭教師など「学業の片手間にする仕事」をそう呼んでいたことから広まったとされます。明治期の文豪・坪内逍遥の小説「当世書生気質」は、書生たちの生活ぶりを描かれている作品ですが、彼らは意識的にかなり頻繁に外来語を口にしているのがわかります。

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