外国人も例外ではない「年末調整」
年末調整。
それは我々日本人にとっても「めんどくさそう」な作業に感じます。
今や、日本で働く外国人労働者数は約146万人。事業所は22万以上に上ります。日本に住んで働いている外国人は日本人同様に税金を収めているため、「年末調整」も例外ではありません。
会社が給与から所得税として源泉徴収した合計額から、本来徴収すべき所得税の一年間の総額を再計算し、「過不足金額」を調整するこの作業。
仮に余分に源泉徴収をしていた場合、その差額は従業員に還付される、という仕組みなので、「給与から差し引かれていたお金が戻ってくるかもしれない!」という重要な作業です。
果たして、日本語の読み書きが得意ではない外国人は、あの複雑な年末調整の書類を埋めることができるのでしょうか?
SmartHR × WOVN.ioという選択
SmartHRとは?
SmartHRは、入社手続きや雇用契約、年末調整などのあらゆる労務手続きのペーパーレス化を可能にするクラウド人事労務ソフトです。
パソコンやスマホから、わかりやすい質問に沿って回答していくだけで、年末調整が完了する、「めんどくさい作業」から解放してくれるサービスです。
SmartHRとWOVN.ioの連携により多言語化が実現
そのSmratHRとWOVN.ioが連携し、年末調整が「外国人の方」でも簡単に行えるようになりました。
対応言語は英語・繁体字・簡体字・韓国語・ベトナム語の5ヶ国語です。
実際に英語ネイティブが使ってみた感想
Wovnには約20カ国のメンバーが在籍しています。
今回、フランス人のAntoine(アントワン)とアメリカ人Tim(ティム )の2人に実際にSmartHRの英語ページで年末調整を行なってもらいました。
アントワン:
僕はフランス出身で、日本に来てもう6年です。
過去には年末調整を、書類に直接記入する方法や、WEBで申請する方法も実施していますが、どちらも苦労しました。
まず、紙の書類の大変さですが、まず漢字を含む日本語の読み書きのハードルが本当に高い。WEBであればキーボードで打ったものを漢字に変換できますが、例えば「株式会社」と書く為に、結局WEBで漢字を調べて、それを一画ずつ間違えないように真似して書きます。書類に書いてある漢字がわからない時は、コピペしてWEBで調べることもできないので、わかる人に聞きました。
WEBで申請する方法の場合、紙の書類での苦労は半減しますが、結局日本語で表記されているので、わからない部分は都度対訳を調べる必要があり、手間がかかります。また、この時機械翻訳をかけるのですが、それでも意味が理解できないことがありました。
ティム:
僕は去年の5月にアメリカから初めて日本に来て働いています。
去年、日本で初めての年末調整にトライしました。WEBで行なったのですが、日本語の質問の意味や年末調整特有の単語が難しく、かなり苦戦しました。
それが今年SmartHRを使ってみて、とても感動しました!システムのUIもわかりやすく、自分の母国語である英語でスムーズに回答を進めました。
時間にして10分ぐらいでしょうか?
アントワン:
SmartHRはパーフェクトでした。とっても簡単。WEBで入力して印刷してハンコを押して終わり。
翻訳もよかったです。項目や質問の意味もよくわかりました。
ティム:
アメリカでは年末調整というものはなく、2月に所得があった人は全て確定申告を行いますが、政府に提出する書類を会社や銀行など色んなところから集めたり、記入する項目も多くとにかく大変です。
書類の記入だけでも1〜2時間かかります。
SmartHRみたいなサービスがアメリカにもあったら嬉しかったです。
日本の年末調整の様々な方法を経験したアントワンも、まだ日本に来て2年目のティムも、SmartHR英語ページでの年末調整は「パーフェクト」と感想を述べました。
また忘れてはいけないことは、人事・労務担当の方が、外国人従業員に付きっきりで年末調整の指導を行わなくてもよくなるということです。多言語化されたSmartHRの恩恵を受けているのは外国人従業員だけではなく、人事・労務担当もです。
これから益々日本企業のグローバル化が進む中、外国人従業員にも人事・労務担当にも優しいサービス「SmartHR」でした。