WOVN.io はこれまでに18,000サイト以上の Web サイトへ導入され、多言語化を実現してきました。現在も年間250以上の新機能リリースや機能アップデートを行いながら、ユーザーの利便性向上を図っています。
WOVN.io の導入作業をざっくりいうと、元となる Web サイトが1つあれば、HTML に Script のコードを1行挿入するだけで、Web サイトの多言語化を行うことができます。そして WOVN.io には導入後、多言語化された Web サイトの翻訳管理・運用をスムーズにする機能が沢山搭載されています。
ですが、ご利用いただいている皆様にも把握いただいてない機能もまだまだあるように思います。
そこで、
・数多くの WOVN.io の機能をより使いこなしていただきたい
・WOVN.io 導入を検討されている方へ便利な機能を知っていただきたい
という思いで連載がはじまったWOVN メンバーおすすめ、耳より機能集。
今回の記事では翻訳者、コーディネーター、または翻訳管理者、Web サイト管理者がより便利に WOVN を活用いただける機能をピックアップしてみました!
- 繁体字の記号を正しく表示させるための『CSS フォント設定』
- 管理画面上で簡単に行える『プロ翻訳依頼』
- 言語切り替えウィジェットの表記を自由に変えることができる『ウィジェット編集』
▼前回の記事はこちら▼
WOVN メンバーおすすめ、耳より機能集 vol.1
1. 繁体字の記号を正しく表示させるための『CSS フォント設定』
機能概要
繁体字の句読点「。」「,」「、」は、日本語とは異なり、文字の上下高の中央に配置するのが一般的です。しかし、ブラウザでデフォルトで設定されているフォント設定が繁体字の句読点を正しく表示させないフォントの場合、日本語と同じく下部に表示されることがあります。
そこで、WOVN の管理画面の CSS 上で以下の記述を挿入すれば、文字の中央に句読点を配置することができます。
推しポイント
文章を翻訳するだけではなく、言語によっての表記の違いも反映させることによって、Web サイトを訪問するユーザーの顧客体験を向上させることができ、同時にブランディングにつなげることができます。
WOVNの管理画面から簡単に設定することができます。
(WOVN 管理画面→CSS 編集)
こんなケースにおすすめ
・繁体字の句読点のずれで困っている
・言語の翻訳だけでなく、細部にこだわって正しくローカライズしたいと思っている
▼サポートページ
CSS 編集
2. 管理画面上で簡単に行える『プロ翻訳依頼』
機能概要
プロ翻訳を依頼する際、通常では翻訳会社と、メールなり電話なりで依頼しないといけません。ですが WOVN の管理画面上ではプロ翻訳を依頼したい文章を選択し、そのまま見積・依頼を行うことができます。
推しポイント
WOVN の管理画面を通じたプロ翻訳は「少量でもリーズナブルに速く対応」できます。また、元言語によって対応言語数は変わりますが、英語を元言語にした場合はほぼ全ての言語を依頼することが可能です。元言語が日本語の場合は、現在は8種類の言語に対応しています。(インドネシア語、スペイン語(ヨーロッパ)、タイ語、フランス語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、英語、韓国語)
※なお、WOVN でも WOVN 翻訳者による定額翻訳のサービスがあります。Web サイト多言語化の作業と一貫してサービスを受けることが出来ます。詳しくは担当営業までご連絡ください。
(プロ翻訳発注管理画面)
こんなケースにおすすめ
・会社内に翻訳できる人員・リソースが不足しており、翻訳の外注を検討している
・少量の修正、かつ急ぎで多言語化したいが、機械翻訳だけだと翻訳の質に不安がある
▼サポートページ
プロ翻訳
③ 言語切り替えウィジェットの表記を自由に変えることができる『ウィジェット編集』
機能概要
WOVN.io ではいくつかのテーマから言語切替ウィジェットを選択することも、独自にデザインしたウィジェットを設置して言語切替ウィジェットをカスタマイズすることもできます。
推しポイント
WOVN.io が提供するデフォルトウィジェットは
・デザインの選択
・位置
・色
・その他オプション
を設定することができます。
オプションには表記を編集する機能も備わっており、「Language」「言語選択」などにも修正することができます。
こんなケースにおすすめ
・Web サイトの全体のデザインを重視しているため、ウィジェットは独自のものを使用したい
・ウィジェット表記をどの言語で Web サイトを見た時も誰もがわかりやすいものにカスタマイズしたい
▼サポートページ
Widget コントロール機能
デフォルト言語切替ウィジェットのカスタマイズ
いかがでしたでしょうか。
今回は、翻訳者、コーディネーター、または翻訳管理者、Web サイト管理者向けの便利機能をご紹介させていただきました。
次回はワークフローの管理においての便利機能を紹介させていただきますのでお楽しみに!