2月3回目のWeekly Roundup。
「多言語化・翻訳・テクノロジー」に関するニュースをWOVN.ioチームがピックアップ。毎週金曜日にお届けします。
SignAllはゆっくりと、しかし着実に手話通訳プラットフォームを構築中
(TechCrunch)
手話は独特だ。そしてその翻訳の難しさも独特である。なぜならそれは話されたり書かれたりしている言語とは、根本的に異なるものだからだ。こうした事情から、SignAllは、アメリカ手話(American Sign Language:ASL)の正確でリアルタイムな機械翻訳を実現するために、何年も努力を重ねてきた。
このサービスは健聴者と聴覚障害者がコミュニケーションを取るための翻訳ツールで、手話には手の動きだけではなく表情や上半身の動き、単語ではなく語彙から拾い上げなくてはならないなど、文章の翻訳よりも解析が難しいそうです。
世界の至るところでコミュニケーションの壁を取り払うのは研究や開発の努力であることを改めて感じるニュースでした。
画像を用いた案内板、多言語によるガイダンスの必要性再び。オリンピックパーク視察など【平昌視察】
(BLOGOS)
さて、オリンピックパーク運営でやはり気になったのが、外国語案内表記とガイダンスの不足でした。看板とかが本当に少ないんですよね…。
大きな案内板以外にも、例えばこういうところ。車椅子で入れるバリアフリートイレが設置されており、それは素晴らしいのですが。なんて書いてあるのかさっぱりわからない…!いわゆる言語バリアフリーが足りない状態ですね。
多言語表記・視覚による情報保障は、会場周辺のみならずオリンピックパークや東京都全体で、しっかりと推し進めていくように提言していきたいと思います。
今開催されている平昌オリンピックですが、トイレの案内看板が韓国語表示だけであったり、ピクトグラムがわかりにくかったりと、多言語表記の課題というのが出ているそうです。東京オリンピックに向けて情報発信〜現場までの多言語化・非言語化(わかりやすいピクトグラムや画像など)を進めて欲しいと思います。
WEBサイト多言語化サービス「WOVN.io」がお届けしました。
次週もお楽しみに。