「WOVN.io ってどんなサービスなの?」そんな疑問にお答えしたいと思います。
WOVN.io は Web サイトの”多言語化ツール”です。
”多言語化ツール”ってそもそも何をしてくれるの?翻訳をしてくれる?機械翻訳のこと?それともサイト制作?あなたはどんなイメージを持っているでしょうか。
目次
- Web サイトを多言語化するには?
- 便利な”Web サイト多言語化ツール”とは?
- Google サイト翻訳との違い
- まとめ
Web サイト多言語化ならWOVN.io
18,000サイト以上に導入。直感的な操作と自動翻訳処理で最適な運用を実現。
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Web サイトを多言語化するには?
では、まずあなたが「Web サイトを他の言語でも公開したい」場合、どんな作業が必要か見ていきましょう。Web サイトの多言語化に必要な作業は大きく分けて2つあります。
1つは”翻訳”、そしてもう1つは”システム開発”です。
翻訳は例えば日本語のテキストを英語に変換することです。
こんにちは→ Hello これが翻訳ですね。
ではもう1つのシステム開発とは何でしょうか?簡単に言うと、翻訳した文書を入れるための箱を用意し、言語を切り替えるシステムをサイト上に構築することです。具体的にいうと、言語毎に HTML を作成し、更新のたびに各言語サーバーへアップし、テストと修正を繰り返すという作業です。サーバーにも対応言語数分の負荷がかかります。
これはサイト制作を担当するエンジニアや開発者と呼ばれる人たちの作業になります。場合によっては、日本語サイトを制作した際と同じ作業が、英語版・中国語版・スペイン語版・・・と掛け算方式で発生してしまうのです。
その場合、多言語サイト開発にかかる時間と人的コストを確保する必要がありますし、Web サイト制作を外注している場合は多額の費用が発生してしまいます。
結論:Web サイトの多言語開発には時間もお金もかかる!運用も手間がかかる。
便利な”Web サイト多言語化ツール”とは?
さて、「サイトの多言語化ってちょっと大変そうだな」と思われたかもしれません。そこで役に立つのが”Web サイト多言語ツール”です。Web サイト多言語化ツール”WOVN.io” は、エンジニアや開発者の手を借りることなく、多言語サイトの公開と更新が可能です。
多言語サイトの担当者になったあなたは、WOVN.io にログインし管理画面上で操作すればいいだけです。エンジニアに「英語のサイトを1から作ってください・・・」ではなく「多言語化するので、今のサイトに WOVN.io を導入するお手伝いを最初だけお願いします」と頼んでみましょう。
あとは管理画面で翻訳手段を選択し、確認後に「公開ボタン」を押すだけです。
詳しい使い方は Wovn tips #2 でご紹介します。
(URL 登録 → 翻訳手段を選択 → サイトに WOVN.io を挿入)
結論:開発不要なので時間もお金も削減!運用も管理画面でらくらく!
Google サイト翻訳との違い
よくいただく質問としてあるのが「Google のウェブサイト翻訳ツール と何が違うのですか?」という内容。
みなさんはネットサーフィンしている時に、Google のロゴが入った言語切替バーを見たことがありませんか?これは Google が無料で提供している、Web サイト自動翻訳のプラグインです。サイト訪問者はこの言語切替バーで自分の言語を選択し、サイトの中身をその言語に切り替えることが可能になります。
手順としては下記になります。
①対象サイトの URL を登録。元言語を指定。
②翻訳する言語を設定。(全ての言語にした場合は100以上の言語から選べるようになります)
③プラグインの追加。コード スニペットをコピーし、対象ページ全てに貼り付け。
では WOVN.io との違いは何でしょうか?大きく分けて6つあります。
まず知って欲しいことは、WOVN.io は発信者側の為のツール、Google は見る人の為のツール、と目的や用途が異なる点です。
ーWOVN.io
サイト運営者(情報発信者)が伝えたい内容を言語毎に、ニュアンス・ポリシーなどを考慮しコントロールできます。
Web 制作会社に依頼をして、グローバルサイトを制作するのはなぜでしょうか?そこにはターゲットとなる国に向けて、何を発信し、どんな翻訳で伝えたらいいか、自分たちで戦略的に組み立て実行しているからです。WOVN.io も同じように、サイト運営者が主体となって多言語化する為のツールです。
ーGoogle
サイト訪問者が Google 翻訳で自分の言語に切り替えて見るためのツールです。
機械翻訳の精度は年々上がっていますので、書かれている内容の大枠を掴むことはできるでしょう。ただしサイト運営者側からすると、訪問者が機械翻訳の内容で間違った解釈をする可能性を防げません。固有名詞が機械翻訳だと間違っていることが往々にしてあります。
違い①「翻訳のコントロール」
WOVN.io では機械翻訳の内容を自身で修正することはもちろん、用語集を作り機械翻訳の内容に適用することも可能です。
例えば、”伊達政宗” を ”Date Masamune” と訳すことを用語集に登録していれば、機械翻訳をかけた時に”Itachi Masamu” と誤訳が発生することはなくなります。
またプロ翻訳も利用できるので、伝えたい内容を正確に表現することができるのも WOVN.io の強みです。
違い②「画像の差替え」
WOVN.io なら画像の置き換えができます。
例えば日本語で「大特価!」と書かれた画像を「SALE !」とし英語版を用意してもらえれば、英語ページでは「SALE !」の画像を表示させることが可能です。
Google 翻訳はあくまでもテキストデータを書き換えるだけです。
違い③「海外SEO」
「SEO」 とは、”Search Engine Optimization” の略であり、検索エンジン最適化を意味します。Google や Yahoo! といった検索エンジンの検索結果で、あなたのサイトを上位表示させたり、より多くの露出をはかる為の取り組みのことを言います。
まずは、インターネットの仕組みを簡単に説明します。
例えば検索結果にあがってきたページタイトルをクリックしたり、URL を入力すると「このサイトを見たい」というリクエストが、各サイトのサーバーに飛びます。そしてサーバーから、サイトのテキスト・画像・動画などの情報をHTML という形でユーザーのブラウザ(PC やスマホの画面)に返すのです。
Google サイト翻訳は、「JavaScript」 でブラウザ上のテキストデータを動的に他の言語に切り替えて見せています。しかし、検索エンジンはサーバーからブラウザに送る「HTML」 を見て「何の言語のサイトか?」を判断しているので、Googleサイト翻訳では実際の HTML 翻訳をしているわけではないため「日本語の HTML」 なので「日本語のサイト」と判断されてしまうのです。
このため、英語など他の言語で検索した際には検索結果にあがってこない、という懸念点が生まれます。
一方 WOVN.io はどうか、といいますと、Google サイト翻訳と同じく「JavaScript」 で導入する方式と、海外 SEO にも対応できる「ライブラリ方式」というのを設けています。
(詳しい導入方法についてはこちらを確認ください)
結論を述べると、Googleサイト翻訳ではできない「海外 SEO」 が WOVN.io なら対応できる、ということです。
違い④「言語切替バーのカスタマイズ」
Web サイトは会社やサービスの顔ですから、デザイン・ブランディングにこだわるのも当たり前です。Google も3種類のパターンから選択することができますが、Google のロゴが入った言語切替バーはあなたのサイトデザインに干渉するかもしれません。
(インライン縦横・プルダウンリスト・タブ)
WOVN.io は無料版であっても8色のカラーバリエーションと、3のデザインから選択でき、WOVN.io PRIME であればいかようにもカスタマイズが可能です。例えばヘッダーやフッターなどに埋め込むことも、独自言語切替バーを作成することもできるので、サイトに馴染ませることができます。サイト訪問者は WOVN.io を利用しているサイトだということに気付かないでしょう。
(スマホでも邪魔にならないようなデザインパターンを用意)
違い⑤「中国本土のアクセス制限」
ご存知の方も多いかと思いますが、中国本土では Google.com は規制されており、普段私たちが当たり前のように利用する、Google 検索や Gmail といったGoogle が提供するサービスは利用できません。そのため、Google サイト翻訳を使ったとしても、中国本土からのアクセスではそれを利用して中国語で見ることはできません。中国本土の方にアプローチしたい場合、Google サイト翻訳はおすすめできません。
違い⑥「サポート」
Google サイト翻訳は無料で使えるサービスが故、サポートがありません。もし何かトラブルがあった際にも対応してもらえないということを念頭に置きましょう。
まとめ
海外進出や日本で働く外国人の増加などで、益々必要になっていくWeb サイトの多言語化ですが、その方法も様々です。
WOVN.io は Web 制作会社の方に、多言語効率化ツールとして使ってもらうこともあります。Google サイト翻訳は無料で手軽に使えるツールですが、実はできないことがあります。それらのデメリットをカバーできる「ウェブサイト多言語化ツール」という存在も知っておくといいかもしれません。多言語化するにあたり、目的とそれに対する予算を把握し、最適な方法を選ぶことが重要ですね。
WOVN.io がお届けしました。
次回TIPS #2は「WOVN.io の基本的な使い方」についてです。お楽しみに!
FAQ
Q1:Web サイトを多言語化するには?
多言語化をするには多くの時間と手間、お金がかかってしまいます。
各言語ごとに”翻訳”と”システム開発”だけではなく、開発後の”運用”に対しても非常に多くの手間がかかり、【人・時間・お金】といった様々なコストが発生します。
Q2:便利な”Web サイト多言語化ツール”とは?
大規模な開発が不要で時間やお金、運用の手間を削減できるツールです。
Web サイト多言語化ツール”WOVN.io” は、エンジニアや開発者の手を借りることなく、多言語サイトの公開と更新が可能です。
Q3:Google サイト翻訳との違いとは?
〇WOVN.io:発信者側の為のツール
サイト運営者(情報発信者)が伝えたい内容を言語毎に、ニュアンス・ポリシーなどを考慮しコントロールできます。
〇Google:見る人の為のツール
サイト訪問者が Google 翻訳で自分の言語に切り替えて見るためのツールです。
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