Our Commitment to Sustainability
WOVN のサステナビリティへの取り組み
Our Materialities and Initiatives
マテリアリティと施策
Materialities for Our Stakeholders
各ステークホルダーにとってのマテリアリティ
- WOVN のサステナビリティへの取り組み
- マテリアリティと施策
- 各ステークホルダーにとってのマテリアリティ
「世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする」
WOVN は「世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする」をミッションに掲げ、言語の壁による情報の格差をなくすべく、「インターネット空間をローカライズする世界的な黒子企業」を目指しています。
多言語化社会を実現する WOVN の事業活動自体が、サステナブルな社会の実現に繋がるものと考えています。
2021年、全世界におけるインターネットユーザー数は49億人に上り1、今後も増加の一途を辿ることが明らかです。しかし、インターネットユーザーの使用言語で最も高い比率を占める英語の割合は約25%、日本語にいたってはわずか3%未満 2。
インターネットの思想に国境はありません。しかし、あらゆる情報がインターネットを介して提供されていく中で、母国語で得られるコンテンツや情報には限りがあり、インターネットの世界における言語の分断化が進んでいます。
この課題に対して WOVN は、多言語化ソリューションを企業や自治体に提供し、母国語が異なる多くの方に情報が行き渡るよう支援をしています。言語の壁を取り除くプラットフォーマーとして、ステークホルダーの皆様と協力しながら、世界中のどこにいても住みやすく働きやすい環境と、多様性あふれる社会の実現に貢献したいと考えています。
ミッションの実現に向けて、WOVN 自身も多国籍企業として、多種多様なバックグラウンドをもつ従業員が活躍できる組織づくりを強化していきます。ダイバーシティの推進は、多言語化ソリューションを提供する私たちのより良い意思決定と、サービス価値向上に繋がると考えているからです。
また「インターネット空間をローカライズする世界的な黒子企業」を目指すうえで、社会に与える影響に責任を持ち、ガバナンスの強化と、地球環境や社会的課題の解決に取り組みます。
WOVN はミッション実現に向けて、新たな価値創造と社会問題の解決に従事し、社会と共に持続的に成長できるよう ESG の取り組みを推進していきます。
1参照:ITU-D ICT Statistics
2参照:Internet World Stats
サステナビリティに関する取り組みロードマップ
マテリアリティの特定と、取り組み方針策定プロセス
WOVN は、ミッションとビジョンの実現に向けて事業活動の持続可能性を高め企業価値向上を目指すという観点から、WOVN の事業内容や事業環境を踏まえて、下記のステップで優先的に取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を策定しました。これらのマテリアリティに対する計画を立て、目標の実現に取り組むことで、社会をより良くしながら継続的な企業成長を目指します。
ミッション、ビジョンとの関係性整理
中長期的な成長戦略の一環として ESG に取り組むにあたり、本取り組みの位置づけやミッション・ビジョンとの関係の整理を行いました。
マテリアリティ候補の抽出
WOVN の事業内容や事業環境を踏まえ、SASB、GRIスタンダード、MSCI、SDGs といった国際的な基準・指標を参考にし、株主や従業員、外部関係者とのディスカッションを通して、現状把握とそれに基づく課題候補の抽出を行いました。
マテリアリティの特定
抽出した課題候補を基に、各ステークホルダーにとってのインパクトも考慮した上で、社内プロジェクトチームや取締役会での議論を行い、優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定いたしました。すべてのステークホルダーにとっての長期の利益を創出することを前提とし、WOVN の経営戦略と企業文化との関連性を重視した内容になっています。
今後の予定
各マテリアリティについて策定した具体的な施策を推進し、活動実績の定期的な報告を行います。またステークホルダーとの対話を通じて、毎年マテリアリティおよびそれに基づく具体的な施策の見直しを行う予定です。
WOVN にとってのマテリアリティと関連する SDGs
- マテリアリティ
- 関連する SDGs
環境
Environment
環境への配慮
- 気候変動への対応
- 資源の効率的活用と廃棄物削減
社会
Social
多様性あふれる世界・社会の実現
- ステークホルダーとの「多言語化された世界」の共創
- 情報の平等性向上
- 多様な人材の採用・活躍
- 人材の育成・成長機会の提供
- 従業員の健康、安全、働きやすさとやりがいのある環境
- プライバシー保護と信頼性の高いプラットフォーム構築
ガバナンス
Governance
サステナブルな成長を支えるガバナンス
- マネジメントチームにおける多様性推進
- 経営の透明性確保
- 企業倫理・行動規範の遵守
WOVN のステークホルダーと関連するマテリアリティ
- 従業員
- クライアント
- ビジネス パートナー
- 株主・投資家
- 社会・エンドユーザー
気候変動への対応
温室効果ガス排出量を測定し、その削減とエネルギー効率の向上に努めます。オフィスでは、ビジネスカジュアル及びカジュアルウェアでの勤務を推奨し、室温を適切に設定することで効率的な冷暖房利用を行います。また、執務エリアや会議室では省エネ効果の高い LED 照明を採用することに加え、エリア毎や時間帯による照明設定や小まめなスイッチオフを実施し、環境配慮に関する意識向上・浸透に努めます。
資源の効率的活用と廃棄物削減
限りある資源の有効活用と廃棄物削減のために、小さなことも含めて出来ることから取り組みます。環境に配慮したオフィスでは、100%リサイクル可能なチェアや、天然素材でつくられた地球にやさしいカーボンニュートラルな床材を利用しています。また、エコバッグやサーモマグなどの繰り返し利用可能なグッズを従業員に配布したり、コップやカトラリーなど身近なところからエコフレンドリーな製品を選択する他、印刷物の削減に努めるなど、適切な3R(Reduce, Reuse, Recycle)を意識した資源の有効活用に積極的に取り組んでいきます。
マネジメントチームにおける多様性推進
経営の意思決定において、多様性ある視点や価値観を取り込むことはイノベーションを促進し、ガバナンスや持続的な企業成長の観点からも重要であると考えています。さらなる多様性確保のために、女性や外国人取締役の登用を推進してまいります。
経営の透明性確保
取締役会、監査役会においては、各役員が高い出席率で参加し、月次で経営情報を共有の上、意見交換と決議を行っています。
また、現在当社は監査役会設置会社ですが、独立役員である監査役や取締役とも意見交換を行いながら、ガバナンスの実効性をより高めるための機関設計を検討しています。
企業倫理・行動規範の遵守
企業としてサステナブルに発展していくために、すべての役員および従業員が高い倫理観と行動規範を持って事業活動を行う必要があると考えています。WOVN の企業理念に基づく倫理規範を作成するとともに、コンプライアンス違反を早期に発見・防止するため、内部告発窓口(外部ホットライン)による報告体制を構築しています。
また、従業員一人ひとりの行動規範となる価値観(バリュー)を浸透させることが、持続的な事業成長の原動力となると考えています。WOVN のバリューを説明したカルチャーブックを作成し、定期的にバリューの見直しやアップデートを行うと共に、バリューが各従業員の具体的な理解と行動につながるよう、ディスカッションの機会を設けています。
ステークホルダー・インパクト
WOVN にとってのマテリアリティが 各ステークホルダーにとってどのようなインパクト・関連性を持つかを整理しています。
※ 画面を横向きにして全体像を見る従業員
クライアント
ビジネス パートナー
株主・投資家
社会・エンドユーザー
E: 環境への配慮
S: 多様性あふれる世界・社会の実現
G: 成長を支えるガバナンス
ステークホルダー・エンゲージメント
各ステークホルダーに対して、WOVN が果たすべき役割責任とその主な取り組みは以下の通りです。
- WOVN の責任
- 主な取り組み
- WOVN は多様なメンバーを擁しています。(外国人従業員37%、25を超える国・地域の出身者/'21/7 時点)。多様な人材が働きやすく活躍できる制度・カルチャーを築きます。
- 社内異動制度によるキャリア形成支援 様々な国籍や性別の面で多様な人材を積極採用、日本での就労支援(ビザ取得など)
- Web 多言語化ソリューションの改善・提供を続けることで、顧客企業やその関係者にとってよりよい多言語世界を実現します。
- Web サイト多言語化ソリューションの提供、および成功事例等の発信を通じ、顧客企業における事業成長を支援 プライバシー保護・データセキュリティへの配慮安定稼働できる信頼性のあるプラットフォームとしての事業推進
- SaaS や翻訳サービス等の提供事業者とともに、多様な場面で活用できる最適な Web 多言語化ソリューションを構築・提供し続けます。
- Web 多言語化ソリューションの提供を通じて事業を成長させ、企業価値の向上を図ります。
- コンプライアンスに則った透明な企業経営 多様性あるリーダーシップの追求 サステナブルに事業・取引を行っていくうえでの企業としての倫理規範の策定
- クライアントやビジネスパートナーと共に Web 多言語化を行うことで世界のすべての人に恩恵をもたらします。
- 誰もが平等に情報にアクセスできる世界を目指し、Web 多言語化ソリューションを展開環境への影響に配慮した事業推進