コーポレートサイト・製品サイトの多言語化で、現地従業員の営業支援と海外ブランド確立へ ~6言語サイト運用にかかる工数を1/6に削減~

  • 課題

    - 多言語サイトを運用できるリソースが不足していた

    - 新製品追加時など日本語サイトと同時には多言語での情報更新をできず、ターゲット顧客となる現地メーカーの開発担当者や現地代理店に最新の情報を届けられなかった

    - 多言語対応サービスを使用するにあたり、自動翻訳品質に不安があった

  • 解決策

    - 元サイトの情報を更新するだけで、情報を多言語に展開可能な WOVN.io を導入

    - 自動翻訳・自動運用により新製品追加時にいち早く情報を発信し、人手による翻訳は後から実施

  • 結果

    - 6言語サイトの運用工数を1/6に削減し、マーケティング活動に注力できる時間を確保

    - プロ翻訳と機械翻訳を組み合わせて利用することで翻訳品質を担保

    - 海外拠点とのコミュニケーションが増加

ケル株式会社は、エレクトロニクス機器が小型化・高機能化する中、優れた接続信頼性と高機能性を追求し続ける産業用コネクタの専業メーカーです。今回は、海外現地従業員に新製品の製品情報をいち早く届けるため、また、海外における産業用コネクタのブランド認知向上に向けてコーポレートサイトと製品サイトを WOVN.io で多言語化しましたが、それがどのような効果に結びついたのかお話を伺わせていただきました。

 

高品質かつ高性能なコネクタで、世界のコネクタメーカーへ

ケルはコネクタメーカーです。コネクタといっても USB や HDMI ではなく、監視カメラ、カーナビなどの機器内部に入っている基板と基板をつなぐコネクタを製造しています。産業用コネクタとして工業機器、画像機器、車載機器、医療機器、遊技機器市場など幅広く製品を採用していただいているのが特徴です。「高速伝送」といって、高品質のまま他社よりも早く信号を流すことができるのが、ケル製品の強みです。海外売上比率は2〜3割を占めており、海外にも子会社や駐在所、代理店を多く展開しています。

私はその中で製品プロモーションを担当しており、プロモーションの一環としてコーポレートサイトや製品サイトの運営・管理を行っております。

 

コーポレートサイトや製品サイトは海外現地社員の後方支援となるべく、最新の情報をいち早く届けることが重要

サイト自体はもともと数年前のサイトリニューアルをきっかけに、海外現地のメーカーや代理店の方へ向けて、製品や会社情報を知っていただき、海外での認知度拡大を行うことを目的に、日本語を含め英語、繁体字、簡体字、韓国語、ドイツ語の6言語対応を開始していました。

ですが、当時は私一人でサイトの運用・管理を行っていたので、6言語分の情報をリアルタイムに発信することは到底できませんでした。新製品が出てすぐに日本語サイトに公開できたとしても、英語でも半年、ドイツ語や中国語は1年以上更新が遅れることもありましたね。

本来、企業のコーポレートサイトや製品サイトは、単なる情報発信の場ではなく、海外現地で働く営業マンへの後方支援としても大きな役割を果たすべきで、最新の製品案内や信頼性ある企業としての説明ができるようになっていることが望ましいですよね。もちろん、現地メーカーや代理店に対するブランド認知向上の意味でも重要です。

更新作業は、新製品の量産化のスケジュールが確定した段階で技術部と新製品の仕様など詳細情報の共有をした後、私の方で製品ページ・ニュースページ・ランディングページ等を作成し、海外子会社担当者へ翻訳依頼をかけるフローがあるにはあるのですが、言語ごとに別々の担当者へ翻訳依頼を行う作業が追いつきませんでした。加えて、私自身も新製品に関する広告出稿やカタログの制作など複数の業務を抱えていたので、どうしてもサイト更新だけに工数をさくのが厳しい状況でした。なので情報更新が追いついていない時は、海外子会社担当者で独自にプレゼン資料を作成して営業をしていたとのことです。

  

6言語であってもリアルタイムに最新の情報を反映できる WOVN.io を導入

もともと弊社の中期経営計画の一つとして「海外ビジネスの拡大」が掲げられていました。その一方でサイト更新もままならない状態では海外子会社に対しての支援が足りないのではという思いもあり、改めて海外子会社担当者へインタビューをしました。その結果、サイトに対する要望を多く頂き、海外子会社担当者としては営業活動をするにあたってサイトを重要視しているんだなと思いました。

海外子会社担当者にサイトの要望を伺う中で、まずは6言語全てのサイトでのリアルタイムな情報更新が必須であると感じ、優先的に改善していくべきという判断になりました。そして、それを実現できるサービスを探していた時に、Web マーケティングの展示会で WOVN の営業担当の方とお話させていただいて WOVN.io を知りました。知り合ってからすぐ弊社にご挨拶に来ていただいたのですが、その時から課題として抱えていたものの、具体的な導入の話にはなりませんでした。数か月立って、海外子会社担当者へのインタビューの後に、現状の課題を解決するにはWOVN.ioはマッチするのではないかと考え、改めて連絡させてもらい、今回に至ります。

サービス選定にあたっては、システム面だけではなく、専門用語が多いため翻訳の品質面も重視したいと考え、いくつかの翻訳会社と比較検討を行いました。とはいえ、元言語のサイトの情報を更新するだけで、他の多言語サイトの情報も自動的に更新されるという WOVN.io の特長が、私たちが一番解決したかった課題である「工数削減」「リアルタイムな情報更新」を実現できると感じ導入を決めました。

  

運用工数は1/6へ、海外子会社とのコミュニケーション活性化にも寄与

WOVN.io を導入することで、期待していた通り圧倒的に運用工数が削減されました。6言語分なので、単純計算で1/6の作業量でできるようになりました。そのおかげで、海外展開において本来力を割きたかった 海外向けの製品プロモーションや Web マーケティングに向けたアプローチなど、有意義な時間に工数を回すことができています。

また、導入前にインタビューを行った海外子会社担当者からも多言語サイトでリアルタイムに最新の製品情報が発信されていてとてもありがたい、と感謝の声をいただいています。嬉しいことに、WOVN.io 導入によって今まで以上に海外子会社の社員とコミュニケーションが増え、今後予定している海外でのWeb施策なども協力して取り組んでいけるようになるなど、一層の関係強化も図れました。

 

プロ翻訳と機械翻訳を組み合わせることで、専門用語や言い回しがきちんと伝わるサイトへ

翻訳品質についてですが、WOVN.io 導入にあたって海外営業経験者から機械翻訳を使用するのはどうかという意見もありました。やはり弊社はコネクタメーカーなので専門用語を使う場面も多いですし、説明の言い回しにも気をつけないと「伝わるものも伝わらなくなってしまう」と。その点について、WOVN のカスタマーサクセス担当の方や翻訳会社と運用体制や翻訳品質などについて話し合い、プロ翻訳と機械翻訳を組み合わせる体制でカバーすることにしました。

新製品が公開される際など情報更新がある際は情報の鮮度・スピードを優先するため、一度機械翻訳をあてた状態で多言語公開をしています。そのため、日本語の文章は、箇条書きや、簡単な日本語を使うなど、機械翻訳が正しく翻訳できるようになるべくシンプルにすることを意識して作成しています。

6言語でリアルタイムに情報を発信できるようになったので、これからはより海外で弊社の認知を拡大させるために Web マーケティングを強化していく予定です。WOVN.io のおすすめ機能は何か、という質問ですが、WOVN の強みである Web サイトを自動翻訳できるサービスがなによりも画期的だと思うので、ぜひ使っていただきたいですね。

 

企業のコーポレートサイト・製品サイトを多言語でリアルタイムに情報発信することで、海外従業員への営業支援につなげ、また海外取引先に対するブランド認知向上につながるいいお話を聞かせていただきました。また WOVN.io 導入により、そもそもサイト運用の人手不足・運用工数削減の解消を経て、本業のマーケティング業務にリソースを割り当てることもでき、とても理想的な導入・運用を実現していただいているケル株式会社様、今後グローバルでの一層の認知度が高まったころにまたお話を聞かせていただきます。

(2022年1月)