越境ecでおさえておきたい決済サービスとは


商圏拡大という観点から、越境ecは今後ますます注目を集めていく戦略でしょう。
しかし、実際に越境ecを構築しようと思っても、そこには課題が山積みです。一般的にいわれているのは『物流』『言語』『決済』という3つの壁です。この中でも決済に関する部分はユーザーの使いやすさや取引の安全性に大きな影響を与えますので特に重要です。

ここでは決済という点にフォーカスし、越境ecを構築するうえで押さえておきたい決済サービスをご紹介します。

 

越境ec構築時の要検討事項とは

冒頭でも紹介したように、越境ecをいざ構築するとなった段階で出てくる要検討事項は、大きく分けて『物流』『言語』『決済』の3つがあげられます。

物流は海外とのモノのやり取りになりますので、当然関税などがかかってきます。このため、配送コストや面倒な手続きなどをどのようにクリアしていくのか?という点が大きな課題になります。特に関税や具体的な手続きに関しては売っている商品によっても大幅に変わってきますので、企業によっては非常に大きな壁になる可能性があるでしょう。

言語については、海外ユーザーが買い物をするサイト自体をどのように多言語化するのか?というのが課題になります。一般的には世界共通語である英語をはじめに導入し、日本語と英語の2つでサイトを運営することが多いですが、より多くのユーザー層を取り込もうとするのであれば別の言語にも対応させる必要があります。多言語化=ただの翻訳でないという点にも注意が必要です。

そして、ここでテーマにしている決済に関しては、現地のユーザーがどのような決済システムを一般的に使っているのか?が課題になります。国が違えば決済方法も大きく異なります。言語や物流の課題をクリアしても、肝心の決済で使いにくいと判断されれば購入をやめてしまう可能性もおおいにあります。

 

越境ecの主な決済方法とは

それでは越境ecでは具体的にどのような決済手段が使われているのでしょうか。

まず世界最大の経済大国であり、日本とも密接な関係にあるアメリカの場合を見てみましょう。アメリカではオンライン決済に利用される決済方法の約9割がPaypalです。残りの1割をクレジットカードや銀聯、アリベイなどが占めている状態です。

それでは中国の場合はどうでしょうか。中国ではオンライン決済のうち、約半数がアリベイ、約4割を銀聯が占めています。さすがどちらも中国国内向けに作られた決済サービスですね。残りの1割はPaypalやクレジットカードが占めています。
他にも香港では全体の約8割がPaypal台湾では全体の約8割がクレジットカードを使っているようです。

このように、国によって決済方法はさまざまであり、越境ec構築の際にはターゲットに見合った決済方法の導入を考える必要がありそうです。銀聯はアジア圏で主に使われる決済方法ですが、オンラインにおいてはPaypalやクレジットカードなどが国際的に強いイメージがあります。

クレジット決済のリスクとは

国際的に利用されている決済方法として、やはりクレジットカードは外すことができません。実際にクレジット決済を入れるとなった場合、考えられるリスクにはどのようなものがあるのでしょうか。

まず考えられるのが為替変動のリスクです。これは普通に考えればお店側、もしくはお客さんのどちらか一方が変動リスクを負わなければなりません。実際に表示されている価格と決済金額が為替変動によって変わってしまったり、お店側に入金される金額がその時のレートによって左右されてしまったりといった懸念点があります。

また、海外の通貨で受け取るのか、それとも日本円で受け取るのか、という点も大きな課題です。もし海外の通貨で売り上げを受け取るのであれば専用の口座を開く必要があります。この場合は両替にかかる為替手数料なども掛かってきます。1度や2度の取引であれば手数料も気になりませんが、これが積み重なっていくと非常に大きな支出に繋がり、将来的には経営を圧迫する大きな要因にもなりかねません。

 

主な決済手段のPaypal(ペイパル)とは

アメリカを中心にオンライン決済方法において大きなシェアを占めるPaypalとは具体的にどのような決済方法なのでしょうか。

Paypalは1998年に作られたアメリカ発のオンライン決済サービスです。誰でも簡単にアカウントを作成することができ、アカウントを持ってさえいればオンラインでの買い物を楽しむことができます支払いに必要なのはメールアドレスのみであり、またアカウント自体も無料で作ることができます。この支払の簡単さと始めやすさがPaypalを普及させた大きな要因です。

また、各クレジットカード会社との提携によって、Paypalアカウントを持っていなくても支払いが可能になりました。本来クレジット決済であればカード番号やセキュリティ番号などの入力をしなければなりません。しかし、Paypalであればあらかじめクレジットカードをアカウントに登録させておくことでIDとパスワードの入力だけで決済が可能になります。世界で1億5000万人以上が使用する決済システムはセキュリティ面でも高い評価を受けています。

参照元:https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/about-paypal-products

 

まとめ

越境ecを構築するうえで決済システムの導入がいかに重要かを見てきました。
一般的に普及している決済方法はあるものの、すべての越境ecに当てはまる決済方法というものはありません。あくまでも、自社がターゲットとする国のユーザーが普段から利用している決済方法を導入する必要があります。
各国のユーザーが使いやすい決済システムを導入することがecサイトの売り上げ増加に貢献しますので、決済システム選びに関しては慎重に行うようにしましょう。

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