話題の越境ecのメリット・デメリット


みなさんは「越境ec」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
越境ecとはインターネットを利用して海外へ商品を販売する方法で、急速に発展を遂げている商取引の一つです。越境ecには海外の成長中である大きな市場に低コストで参入できるなどのメリットがある一方で、課題やデメリットもあります。
また、越境ecを始めたい場合におさえておくべきことにはどのようなものがあるのか、メリットやデメリットと一緒に考えてみましょう。

 

越境ecの可能性

越境ecが日本で注目を浴びている背景には、日本で進んでいる少子高齢化が影響しています。少子高齢化が進み、人口が減少することによって市場が縮小傾向にある日本では、国内だけで事業を継続していくのは限界があります。
一方で、中国を中心に海外には経済発展に伴い市場が拡大している地域もあるため、そのような国で商品を販売することができれば、ビジネスの可能性が広がるのです。

平成26年に経済産業省が行った調査によると、日本・アメリカ・中国の3ヵ国で行われた越境ecのうち、日本の消費者による購入額が2000億円(前年対比8.9%増)なのに対して、中国の消費者による購入額は1.2兆円(前年対比53.0%増)です。
いかに海外の市場が大きく、魅力的であるのかを示す資料と言えるのではないでしょうか。

また、中国国内のインターネット普及率は約50%程度だと言われていますが、人口は約13億人もいます。つまり、インターネットの利用者数は約6億5千万人もいるということになりますので、日本の市場よりも可能性が広がっているといえるのではないでしょうか。

【参照URL】http://www.meti.go.jp/press/2015/05/20150529001/20150529001-1.pdf

 

越境ecのメリットとは

越境ecには先ほど述べたように、海外の大きな市場に対して商品を販売できるということ以外にもメリットがあります。
例えば、海外に新しく店舗を構えようとすると、店舗の賃貸料や人件費などの費用の問題だけでなく、現地の従業員を雇った際の言葉や習慣といったコミュニケーションの問題など、非常にたくさんの問題を解決していかなければなりません。
しかし、越境ecはインターネット上で出店する形になり、現地で店舗を構える必要がありませんので、当然賃貸料もかかりませんし、人件費も最小限で済みます。

また、海外向けのサイトを作ったり、言語も外国語で対応したりする必要はありますが、店舗を構えることと比べると、これも最小限の対応で済みますから、低コストで商品の販売に繋げることができるのです。 他にも、日本の製品が海外ではとても人気があるということも後押しとなっています。中国人観光客による「爆買い」のように、日本製品は海外では人気があるのです。このことは、意外と日本にいると見過ごしがちですが、海外で商品を販売する時は「日本ブランド」というものも十分な効力を発揮することがありますので、越境ecを行うことのメリットと言えます。

越境ecの課題やデメリットとは

一方で、越境ecを行うにあたっての課題やデメリットなども存在します。
デメリットとしてまず挙げられるのが、言語です。商品を販売するのなら当然ですが、基本的には現地の言葉に対応したサイトを立ち上げる必要があります。英語でも多くの地域を対象とした越境ecは可能ですが、非常に大きな市場となっている中国を対象にするには少し難しいでしょう。そのため、中国を対象とするなら中国語も翻訳の対象としなければならず、費用もかかってしまいます。

また、決済方法も現地でよく採用されている方法を用いないと、使い勝手が悪いということで敬遠されてしまいがちです。ただし、海外での決済方法については、スパム行為やクレジットカードの不正使用などといったリスクも伴いますので、注意が必要といえます。
他にも、日本国内の安全規格では問題がないものでも、海外では問題がありと判断されるなどといった、法律に関する問題が起こる可能性があります。よく調べてから出店しなければトラブルになる場合もありますので、気を付けましょう。

越境ecを始める前におさえておくべきこと

ここまで、越境ecのメリットとデメリットについて述べてきましたが、越境ecを始めてみたいと思った方もいるでしょう。越境ecを始めるためには、「自社のサイトを海外仕様にする」という方法と、「越境ecモールを利用する」という方法があります。

比較的簡単なのは後者で、日本国内の大手ecサイトが既にサービスを始めています。日本国内向けのサイトに登録したあと、越境ec向けのサービスを選択するだけで利用できるので、手軽に始められるのがメリットです。また、昔と比べると翻訳や決済手段などのサポートサービスも充実していますので、「初めて越境ecにチャレンジする」という会社でも取り組みやすいといえます。

前者は自社で行うため、どこまで外注して、どこまでを自社で対応するか判断することができますので、後者と比べると比較的低コストで行うことができるというメリットがあります。ただし、越境ecを行うにあたっては先ほどデメリットで述べたような問題を解決していかなければなりませんので、既に越境ecを行っている人の話を聞きながら慎重に行っていく必要があるでしょう。

 

まとめ

越境ecは急速に普及しつつあり、今後もIT化が進んでいくことを考えると、ますます発展していく可能性があるといえる取引方法です。行うためには言語や法律などさまざまな問題もありますが、ecモールなどを活用すれば比較的簡単に行うこともできます。
また、将来的に日本国内においては市場の拡大が難しいという予測がされている以上、取り組むことによるメリットも非常に大きいといえますので、検討してみる価値がある取引方法ではないでしょうか。

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