「手間が全然違いました。」3ヵ月という短期間での多言語化Webサイトの公開を実現

  • Subject

    - 翻訳精度の高い多言語Webサイト(4言語)の構築

    - 短期間でのWebサイト公開

  • Solution

    - WOVN.ioの導入よる多言語対応

  • Result

    - 通常の約半分の制作期間(約3ヶ月)でのサイト公開

    - 言語追加を行ったアジア圏からの予約増加

主に「グランヴィア」のブランド名称で西日本エリアに8つのホテルを展開するホテルチェーンであり、最近では新たに宿泊主体の新ブランドホテルを開業するなど、積極的な事業拡大を進めるJR西日本ホテルズの舵取りを担っている、ジェイアール西日本ホテル開発。今回、3ヵ月という短期間でのWebサイト多言語化、という会社としてのミッションをWOVN.ioの導入で実現したというお話を伺いました。

ホームページのKPIはコンバージョン率

私の所属する営業企画部では、ホテルイベントやフェアの販促物制作や広告出稿を行っています。また加えてIT・システム関連業務も行っており、ホームページやSNSの運営・管理もその一環です。KPIとしているのは、ホームページでの予約のコンバージョン率などになります。他にもセッション数(アクセス数)などのKPIはあるのですが、最近はOTA*サイトや旅行比較サイトからの予約が増加し、指数にも大きな影響を与えています。また、そこがWebサイトの多言語化に踏み切った理由でもあります。

*OTA:インターネット上だけで取引を行う旅行会社のこと。Online Travel Agentの頭文字の略。

海外からのセッション数増加に伴い、密な情報を発信するべく多言語化を決意

OTAサイトや旅行やホテルの比較サイトですと、どのホテルも同じフォーマットの中で情報を発信することになるため、提供できる情報は限られていますし、なにより他ホテルとの差別化が難しい。OTAサイトや比較サイトを利用されるお客様は、予約するホテルの絞り込みの際に、その施設の公式ホームページを参考にする傾向もあります。グローバルなホテルチェーンに比べ、海外での知名度が高くない私たちのホテルについて、もっと知っていただいて、より興味を持ってもらう為にも、公式ホームページで細かな情報を掲載する必要があります。

ホテルグランヴィア京都公式ホームページを解析してみると、アメリカやオーストラリアなどの英語圏からのセッション数が一定数あることに加えて、台湾や香港といったアジア圏からのセッション数も増加してきていることが分りました。アジア圏の方々は、英語を自国語のように使われる方も多いのも分かっていましたが、そうでない方もおられます。いままでのように英語のみの情報発信だけですと、せっかくWebサイトを閲覧してくださったとしても、それが離脱ポイント、予約する施設の選択肢から除外されてしまう可能性もあります。なので、閲覧されている方の自国語で、分かり易く情報を提供していきたいという思いがありました。

テキスト

WOVN.io導入の決め手は、短期間公開の実現可能性とポストエディットによる翻訳精度の高さ

Webサイト多言語化プロジェクトが動き出したのは2018年5月頃でしたが、完成は8月という約3ヵ月での短期間公開が会社としてのミッションでした。

最初に依頼したホームページ制作会社には、完成までに最短でも半年以上かかると言われました。それでは3ヵ月という短期間公開のリミットには到底間に合わないなと。

その後もいくつかの翻訳会社や制作会社に依頼をかけました。その中で、以前Wovn様のセミナーに参加したことを思い出し、Wovn様にも声をかけさせていただきました。いくつかの会社を比較検討した結果、WOVN.ioを導入することに決めたのは、やはりWOVN.ioが短期間での公開を実現できるというところですね。それに加えてポストエディットによる翻訳精度が一番高かったところです。

WOVN.ioを導入していなかったら、手間が全然違いました

導入時の作業については、自動翻訳の精度が高かったため、だいぶ楽をさせていただきました。自動翻訳の精度が低いと再翻訳を行う必要がでてきてしまい、作業の”手間”がどんどん増えていってしまう。他にも、用語集環境がしっかりと構築されていることも重要でした。自動翻訳ができても用語集環境がきちんと構築されていないと、固有名詞の管理が難しくなります。導入時は一度に情報を当てこんでいくため、わざわざこちらで多言語での固有名詞や表現の対訳管理表を作らなくても、その仕組みが、WOVN.ioの”そこにある”というのは、かなりの導入負荷の軽減になりました。多言語化については、ホームページの一部デザイン変更などもあった為、約3ケ月間かかりましたが、WOVN.ioの機能をシンプルに利用するだけなら、もっと短期間での多言語化が可能だったと思います。

また運用面において、営業企画部内に英語が分かる人がいても、繁体字や簡体字や韓国語が分かる人はいないという状況をWOVN.ioのシステムがサポートしてくれています。WOVN.ioはシステムの管理画面上でどの言語がどう翻訳されるのかという対訳を可視化することができ、とても助かっています。

多言語対応後は、アジア圏の方が、繁体字や簡体字のWebサイトを見て予約してくださっていることが分かったので、しっかりと効果がでていることも実感できました。

テキスト

多言語サイトは、海外のお客様に分かり易く情報を伝え、他社との差別化を図ると共に、安心感を与えることに繋がる大事なツール

多言語化サイトがなかったとしたら、他ホテルとの差別化も難しかったと思います。 OTAサイト等ですと主にビジュアルの表現が大きな要素になります。たしかにビジュアルはとても大切なのですが、それを機にもっと情報を知りたいと思ってもらった方に、多言語化されたホームページで細かな情報を提供することもとても大事です。その国の方の言語で情報を届けるということは、お客様に安心感を与えることにも繋がると考えています。

来年2020年はオリンピックイヤーではありますが、関西圏への好影響は限定的ではと考えています。ただ、大阪万博の開催もあり、アジア圏を含めた海外から宿泊客数は今後も増加していくと考えています。また、ホテルの開業ラッシュも続き、競合施設も増加する為、情報発信の場をより整備していく必要があると思います。

今後は、WOVN.ioが予約システムの中で利用できるようになればと思います。現在、予約システムに関しては別会社のものを利用しています。そのシステムの中にも自動翻訳機能等はあるのですが、辞書機能等も求める要望のものではなく精度も高いとは言えません。ホテルの公式ホームページと予約システムで翻訳内容が異なり、閲覧者を迷わしてしまうと、そこが離脱ポイントになってしまう場合があります。また、予約システムの中での各種プランの翻訳やその情報登録作業等も負担になっています。WOVN.ioが予約システムと機能連携し、ホテルのお客様や私たちスタッフに更なる利便性や、快適な環境を提供してくれることを期待しています。

(2019年11月)