海外投資家からの直接コンタクトほぼ0%から25%へ。IRサイト英語化で時価総額引き上げを。

  • Subject

    - 自社の時価総額を上げるためには海外投資家は必須

    - 海外IRパートナーを使い、こちらから能動的にアプローチ

    - IRページが日本語のみ

  • Solution

    - WOVN.ioでIRページを英語化

    - 簡単な実装でスピーディーに対応

  • Result

    - タイムリーに日英でIR情報を開示

    - 直接コンタクトの海外機関投資家の比率が25%に

WOVN.ioで多言語化したIR情報で海外投資家への直接アプローチを実現し、海外投資家からのミーティングオファーが増加したというお話を伺いました。

EC運営のノウハウをシステムに反映。物売りとシステムの2軸で成長した会社

冨山:弊社は「物売りのビジネス」と「システムのビジネス」の2つで相互にシナジーを生み出してきた会社です。 まず物売りのビジネスというのは、スマートフォンケースを中心としたモバイルアクセサリーと言われるジャンルの商品を、自社で企画開発し、中国や韓国の協力工場で製造してもらい、それをECによるオンライン店舗での販売や、東急ハンズ・ロフト・ビックカメラなどの量販店に卸す、という形で展開するコマース事業のことになります。

テキスト

「システムのビジネス」というのは、ECの運営を進める中で課題が出てきて、それを解決するために生まれた「ネクストエンジン」というECプラットフォームをサービスとして提供するプラットフォーム事業で、我々はこれを成長ドライバーと位置付けています。

設立時から取り扱いをはじめて、当社EC事業の礎を築いた携帯電話のストラップは、単価が安い商材なので、売るために人件費をかけると利益が生まれてこない。さらにECの事業者は、自社サイトやAmazon・楽天・ヤフーなど多店舗展開を行うことが多いのですが、そこで課題になるのが複数店舗の一元管理や在庫の管理です。 複数店舗を運営していると、それぞれの店舗ごとに管理画面や運営システムが異なっているのが普通です。店舗ごとに担当者を配置して日々の受注処理をこなす、という人海戦術が当たり前でした。また仮に、Amazonで1つ商品が売れたら、他の店舗の運営システム上で在庫数を1つ減らすという手動の作業が発生します。この作業が正確に行われずに在庫の同期がとれないと在庫が無いのに売ってしまうという事態が発生してしまい、お客様へのお詫びのお電話など、イレギュラーな対応への時間と手間がかかるという悪循環が発生していました。

2000年代初頭には、これらの課題を解決する仕組みが世の中には一切ありませんでした。それならば自分たちで作ろうと、立ち上げたのがネクストエンジンという、ECの事業者さんの日々のルーティーンワークを自動化するプラットフォームで、現在のプラットフォーム事業の中心となるサービスです。

テキスト

倉庫への出荷指示、複数店舗の在庫管理、在庫の同期も自動で行うことができ、ECのバックオフィスサービスとしては3,700社以上に導入いただき、業界で1位のシェアをいただいています。

経営課題として抱えていたものを自社で開発し、SaaSとして提供を開始。 コマースビジネスとプラットフォームビジネスの両輪となったことで、効率化され売り上げもどんどん伸びました。EC運営のノウハウが溜まると、システムも強くなる。改善要望が開発側ですぐに反映されるのも強みですね。

会社の時価総額を引き上げるため、IRサイトの英語化は必須

冨山:WOVN.ioを導入したのはコーポレートサイトのIRページなのですが、英語対応はIR担当の私の悲願でもありました。

上場企業の株主構成を分析していくと、時価総額が高くなればなるほど海外投資家の保有比率が高くなる。裏を返すと、海外投資家に株を持ってもらわないと時価総額が上がらないという図式が成り立ちます。

当然のことながら、IR情報が日本語だけだと海外投資家の目には止まらないですよね。言語対応は必須なのです。

前段階として、上場企業は企業紹介のための企業レポートをお金を払って書いてもらうことが多いのですが、それを英訳して、投資家が見るためのプラットフォームであるブルームバーグとかロイターなどに配信して目に留まりやすくします。

そこで「Hamee」という名前を知った海外投資家さんがサイトを見に来るのですが、日本語だけだと離脱しますよね。

IRサイトを多言語化すると、レポートで得た情報よりも、事業・現場のより詳細な情報が取得できます。IRサイトの英語対応は我々の時価総額引き上げていくためには絶対必要な事でした。

日本の上場企業における株主の3割は海外投資家

冨山:企業価値を高めるには、企業が持つビジネスモデルで売上・利益の実績をしっかり残していくということが大切ですが、そもそもIRという仕事はその部分を正しく広く評価していただく為の活動です。 当然ですが、株を買いたいという人が増えれば株価は上がるのですから、国内のみならず広く海外の投資家にも知ってもらう必要があります。 今、日本国内における海外投資家比率は3割とも言われていますから。

海外投資家の重要性は上場企業であれば共通認識として、みなさん持っていらっしゃると思います。海外IRをやる上で一番キーになってくるのが言語対応です。 弊社ですと時価総額150億(取材時点)ぐらいなのですが、欧米やヨーロッパの投資家は投資単位が大きいのが特徴です。よって、当社のようにまだ時価額がそこまで大きくないと相手にさえしてもらえない。例えば500億・1000億程度ないと投資対象にならないとか。そこがまずハードルになってきます。 ただ、時価総額が低いからといって直接コンタクトできなかったとしても、英語のコンテンツを用意しておくことで、海外投資家の目に触れる回数を増やすことが重要です。

テキスト

WOVN.io導入はコストパフォーマンスの良さが決め手

WOVN.ioを選んだ理由は、圧倒的なコスト面と実装の手軽さが理由です。コストパフォーマンスが非常に高かった。 もし自分たちでやるとしたら、1文字いくらという形で都度翻訳会社に翻訳を発注し、さらにそれを社内で精査した上で、IRサイトへ反映するという一連の作業が発生します。それを考えると、WOVN.ioは費用対効果が良かったですね。

導入に関してはデザイン部とコーポレートサイトのシステム担当で実装作業を行いましたが、言語切替ウィジェットの位置変更など融通がきき、実装しやすかったと聞いています。

海外投資家からの直接コンタクトの割合が25%に増加

冨山:導入したのは1年前くらい前になるのですが、一例として、フランスの投資家3社から一度話を聞きたいとパートナー経由で話がきました。今までこちらからアプローチすることはあっても、向こうから話を持ちかけられることはなかったので、驚きましたね。企業のIRページからの情報取得が一般的なので、英語ページの効果を感じました。

英語ページを作る以前は、海外IRを企画してくれるパートナーに頼って海外投資家の紹介を依頼していました。アポが集まった段階で現地に行くイメージです。そうではないルートで直接証券会社さんに「Hameeという会社が面白そうだからアレンジしてくれないか?」と海外投資家の方から来てくれることがこの1年で増えています。 海外投資家にしめる直接コンタクトの割合はほぼ0%だったものが25%となりました。

今後は海外投資家比率を20%まで引き上げる

冨山:今、我々は国内外の機関投資家との面談数は年間140~150件あり、香港やシンガポールでは1回につき6社程度訪問しています。ゆくゆくはフランス、イギリス、北米を加えて、国内・アジア・欧州・アメリカを定期的に回りたいと思っています。 即物的な話をすると、海外投資家比率が今5、6%のものを、15~20%程度まで引き上げたいと思っています。

高橋:我々の事業として、成長ドライバーはネクストエンジンですが、現状売上の8割はコマース事業から作られています。海外からの売り上げはウエイトが大きいので課題ではありますね。中期経営計画では全世界黒字化と掲げているので、その部分のローカライズはすごくニーズがあると思いますし、現場目線で非常に興味があると思います。WOVN.ioの力を借りることがあるかもしれません。

(取材:2019年9月)

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