創業75年の老舗アパレル、三陽商会がWOVN.ioで多言語化する理由

  • Subject

    - コーポレートブランドである「サンヨーコート」の多言語化

    - 海外販売も開始したので、海外の方でも情報がわかるように

  • Solution

    - サンヨーコートのHPにWOVN.ioを導入

    - 国内情報など、海外に関係ないページはそもそも翻訳ページを表示しない

  • Result

    - 自動翻訳を中心に利用することで、翻訳会社や社内のリソースを利用しないように。スピーディな運用体制を構築

    - 部署横断でWOVN.ioを利用することで、柔軟な多言語化体制を構築

めまぐるしく変わる情報を、WOVN.ioで簡単に多言語化

今回WOVN.ioを導入いただいたサイトはどのようなものでしょうか?

三陽商会は2018年で創業75周年を迎える老舗アパレルです。マッキントッシュ・ロンドン、ポール・スチュアート、ブルーレーベル・クレストブリッジ/ブラックレーベル・クレストブリッジなどのライセンスブランドに加え、コーポレートブランドも保有しています。

今回WOVN.ioを導入したのは、コーポレートブランドである「サンヨーコート」のHPです。

サンヨーコートのHP。右上から日本語、英語、簡体語、繁体語が切り替えられる。 ▲サンヨーコートのHP。右上から日本語、英語、簡体語、繁体語が切り替えられる。

三陽商会には色々なブランドがありますが、サンヨーコートはその名の通り、三陽の名前がついているハウスブランドで、創業当初から作り続けてきたものです。今までは銀座の直営店や国内の百貨店で販売していたのですが、2017年ころから積極的に海外販売もしていこうということで、アメリカや中国の展示会にも積極的に出展。これを機にサンヨーコートのホームページを立ち上げました。

ということは、英語や中国語への翻訳が必要ですよね。翻訳対応はどうされていたのでしょう?

おっしゃる通り、外国語対応が必要でした。今までは翻訳会社に逐一翻訳をお願いしたり、社内のバイリンガルにお願いしたりしていました。

ただサンヨーコートは冬物ということもあって、固定の売り場があって年中そこで販売しているというわけではありません。日々売り場情報が更新されたり、その他の情報もめまぐるしく更新する必要があります。

しかし一方の翻訳会社だと、一回の翻訳である程度のボリューム以上の発注をする必要がありますし、他方のバイリンガルも、翻訳専門のスタッフではありませんので、ずっと頼むわけにもいかなかった、という状況だったんです。

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そんなときにたまたまWOVN.ioを知りました。今は機械翻訳をメインで利用しています。もちろん完璧でないのはわかっているのですが、情報がまったくないよりは断ぜんいいですよね。多少おかしいところはご愛嬌、といったところでしょうか。

とはいえ、ファッションの世界ではMade in Japanは世界的に信頼されていますから、その信頼を裏切ることがあってはいけません。多少のおかしな訳はいいとしても、失礼な変換だったり、ハラスメントにならないようには気をつけています。

WOVN.ioは社内で翻訳体制も整えています。必要に応じてわれわれが翻訳も担当しますので、いつでもご相談ください。

ところでWOVN.ioではどんな機能をよく使われていますか?

用語集機能(glossary)を使っています。たとえばサンヨコートでは「コート」というカタカナが頻出し、正しくは「coat」と訳さなければなりません。しかし機械翻訳では「court」になってしまう、といったことが起こります。これをいちから全部直していたら、積み上げでかなりの時間がかかってしまいます。

ところがWOVN.ioに用語集機能に「『コート』は『coat』と訳す」ということを登録しておけば、あとは必ず自動で正しく翻訳されます。これは助かりますね。コートは当然ほかのブランドにもありますので、このような事例は他のブランドにも展開していきたいと思います。

他には、たとえば売場だけでも全国に500以上あるので、その英語名を一括で登録できたり、日本語の画像を外国語のものに差し替えたりもできたりするのは便利ですよね。

WOVN.ioは使い方が簡単。みんな問題なく使っています

WOVN.ioの導入と運用について伺わせてください。導入はスムーズにいきましたか?

宣伝グループがHPの担当をしていますが、われわれが直接HPを作成しているわけではありません。そのためWOVN.ioさんには直接外部のベンダーとのやりとりもお願いしました。もちろん難しいことも多々ありましたが、お任せできることはお任せできたのはよかったですね。

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導入に際しては「特定の言語ではページを表示しない」という選択ができるのは助かりました。国内を前提にしたページなどは、わざわざ外国語で情報を出しても、かえってお客様を混乱させてしまうだけなので、最初からそのページを出したくなかったのです。今まではそもそもそんなことできなかったので、そのページを翻訳しない、という方法で対応していたのですが、WOVN.ioならページを隠せるとのことなので、利用しています。

運用について困りごとはないですか?

これといって大きなことはないですね。HPの管理自体は宣伝グループがやっていますが、洋服の細かなスペック入力などは企画グループ、店舗情報などは営業グループ、というように部門横断でWOVN.ioを利用しています。もちろん軽くレクチャーはしましたが、みんな簡単に使えているようです。

多言語化の課題はありますか?

翻訳精度の改善はしていかないといけないですね。あとは日本語もですがクリエイティブ。たとえば「水をはじくコート」があったとして、言葉で説明するよりも、動画でお見せしたほうが早いしわかりやすいかもしれないですよね。

翻訳精度については現在、WOVN.ioで業界特化の用語集を作っているところです。これがご提案できるようになれば、翻訳の精度向上や修正時間の削減が見込めます。またご相談させてください。

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藤野さん、本日はありがとうございました!

(インタビュー:2018年9月)